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爆速で6面完成! ルービックキューブ界に現れた「神」とは?

May 2, 2018

 ハンガリーの建築学者エルノー・ルービック。彼がブダペスト工科大学教授だった1974年に考案した立体パズルが、かの「ルービックキューブ」だ。

 立方体の各面にそれぞれ9枚あるパネルの色を合わせていくというシンプル極まりない立体パズルは、1977年にハンガリーの玩具製造会社「ポリテクニカ」から発売されるや、瞬く間に世界に広がる。

 そんなルービックキューブだが、現在でも「キュービスト」と呼ばれる愛好家は絶えることなく、6面を完成させるまでの速さを競う「スピードキュービング」と呼ばれる競技も行われている。2018年2月26日現在で、日本記録は伏見有史さんの持つ5.99秒、韓国のSeungBeom Choさんの4.59秒が世界記録となっている。

 しかしこのほど、0.38秒というとんでもない記録が打ち立てられてしまった。もちろん、この「神レコード」を達成したのは人間ではない。MITバイオミメティックロボティクスラボのメンバーであるベン・カッツさんが作り上げたキュービスト・ボットだ。

 このロボットは、カッツさんがロボットアーム開発の過程で発生した余剰部品とネットオークションで手に入れた格安部品で構成されており、PlayStation®EyeカメラやKollmorgen社のモーター「ServoDisc U9」を6つ搭載している。カメラでキューブの状態を把握し、最も効率的にキューブを解く方法をはじき出すや、高性能モーターが爆速で回転し、あっという間に6面のカラーを合わせてくれるのだそうだ。

 試作過程では、多くのキューブを高速回転で破損し、時には過電圧による爆発を体験するなど、涙ぐましい努力の結果、完成したとか。

 「科学者の暇つぶしか...」などと言ってはいけない。「学校」を意味する「school」の語源は古代ギリシャ語の「scholē」、つまり「暇」。このロボットだって、いずれは何かの役に立つ。かもしれないではないか。

■The Rubik's Contraption
http://build-its-inprogress.blogspot.jp/