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スタートアップ予備軍は必見!5分で会社が作れる無料ツール「会社設立 freee」

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 クラウド会計ソフトのfreeeが、Q&A形式で必要事項を入力すると、会社設立に必要な書類を自動で出力するサービス「会社設立 freee」をリリースした。"5分で会社が作れる"という簡便さを売りに、法人設立のハードルを下げることで日本の開業率の向上を目指す。

 会社設立の手続きは、各種書類の手配や作成から関係者の捺印、役所への提出手続きなど手続きが多く煩雑。なんと、平均すると24.2日間、112000円と多くの時間とコストがかかっており、日本の起業環境の良さは世界でも83位と決して高いものではない。

「役所ごとに提出すべき書類や捺印箇所なども、画面を見ながらステップごとに行っていくだけで簡単に会社設立を行うことができます。会社設立 freeeを通じて日本の起業環境の良さを40近くランクアップ、開業率も5%から10%に向上させたいと思っています」と話すのは、このサービスと同名となる開発元の会社freeeの佐々木大輔社長。

 実際に会社設立 freeeを利用すると、書類に加え会社実印の作成、銀行口座の開設、電子公告の準備などをワンストップで簡単に行うことができる。データはクラウド上に存在するため、PCやスマートフォン、タブレットなど端末を問わず利用可能だ。

「登記まで完了することを証明し、安心してユーザーの方に使っていただくために自分たちで株式会社を設立しました。実際に会社設立 freeeを使ってみると、本当に必要な書類が5分で作成完了。その後もスムーズに会社設立まで終わらせることができ、チーム一同感動し、自信を持って世にサービスを公開することができました」(佐々木さん)

■今後はクラウド完結型社会とを目指す

 freeeは2012年7月に創業。クラウド会計ソフトを作ろうと思った理由は大きく2つある。

 ひとつはベンチャー企業のCFOとして経理業務を見ていたとき、当時の会計ソフトが効率的ではなかったこと。もうひとつは、前職のgoogleでアジア全体の中小起業向けのマーケティングを総括していた際、日本は他国に比べて中小企業のテクノロジー活用率が極端に低く、新しいビジネスも生まれていないと痛感したことに起因する。日本の今後のイノベーションという観点から、大きな問題だと考えているようだ。

「組織力を最大化するには、みんなが素早く意志決定をして物事を進めることが最も重要です。弊社では1年半程前から"価値基準"というものを設定しており、それはユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする(=マジで価値ある)。現在のリソースやスキルにとらわれず挑戦し続ける(=理想ドリブン)。まずはアウトプットし、それから考えて改善する(=アウトプット思考)。取り組んでいることや持っているリソースの性質を深く理解し、その上で枠を超えて発想する(=Hack Everything)。人とチームを知り、そして知られるよう共有する(=あえて、共有する)。これらの価値基準は、定期的に社員全員で見直しアップデートされていきます。会話に組み込みやすい形なので、様々な場面で意思決定の際のキーワードとして登場します」(佐々木さん)

 創業3年で4つ目のオフィス、社員は100名超と急成長を遂げているfreee。会社設立 freeeも社員同士の議論から発足したプロジェクトで、数カ月で企画からリリースまで行ったという。今年は「バックオフィスの自動化」「バックオフィスの最適化」に次ぐ3つ目のコンセプトとして「クラウド完結型社会」を掲げている。

「e-GovのAPI公開やマイナンバー制度開始、電子帳簿保存法改定など、政府は電子化へ向けて大きく動き出しています。今までクラウド上で完結できなかった手続きや、紙での管理がクラウド上で完結できる基盤が整うことでその変化にいち早く対応し、バックオフィス業務すべてがクラウドで完結することを目指します」と佐々木さん。今後スタートアップ企業にとっては欠かせないサービスとなりそうだ。

■会社設立 freee
http://www.freee.co.jp/launch

■マイナンバー管理 freee
http://www.freee.co.jp/my-number

■freee株式会社
http://www.freee.co.jp

2015.08.03 |

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